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明日のエースは君だ!

ウルトラマンA(エース) コンプリート DVD BOX [DVD] DVD ウルトラマンA(エース) コンプリート DVD BOX [DVD]

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2010/12/22
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 今度はこれ、「ウルトラマンA(エース)」をご紹介。タイトルはそのものズバリ、最終話のタイトルです。

 この「ウルトラマンA(エース)」、今度のはいわゆる「ウルトラ1800シリーズ」と呼ばれる廉価版で、お安くお買い求めが出来ます。これまでは単巻販売が主でしたが、ここにきてBOX販売してくれます!!これで、コレクションもやりやすくなるというもの。

 この作品は、ウルトラシリーズにおけるメインライターのほとんどがいなくなってしまい、おりしも特撮では変身ヒーローブームの真っ只中、さらに新たなウルトラマン像を考え出さなければならなくなった時のこと。市川森一氏がなんとか絞り出したのが「超獣」という存在。さらにメインライターとして参加するはずだった「仮面ライダー」の要素も加え、侵略者・ヤプールを生み出したのがこの作品。さらに、北斗星児と南夕子の二人によって変身するという、「二人で一人」の要素。新たな試みを試行錯誤した作品でしたが、後半からいつもどおりの展開に。しかし最後にヤプールを引っ張り出し、統一感とメッセージ性を残して締めくくった作品でした。その締めくくりが、以下の文脈。

「やさしさを失わないでくれ。弱い者をいたわり、たがいに助けあい、どこの国の人々とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。
たとえその気持ちが何百回裏切られようと。」

 おっしゃることは実に大事。その気持ちはまぎれも無く、受け継いで行くべきではあります。しかし現実の社会では、そんな気持ちに背くような、気分の悪い事象ばかり。先ごろの外交における事態においては、特にその有様がはっきりと。いくら取引上では重要な相手であろうと、あれほどまで迎合するのは危険だと思うのは、あまりよろしくないのでしょうか。ともあれ、エース兄さんの残したお言葉は、制作者からのメッセージでもあるので、それは受けておきたいと思う。たとえエースの設定が、喧嘩っ早いやつでも。

DVD ウルトラマンA(エース) Vol.6 [DVD]

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2011/01/28
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 さて、少々ピックアップしておきましょう。この第6巻では、前半の侵略者要素・ヤプールとの決戦を描いております。第23話ではクレージーキャッツの歌で集団誘拐をしていましたが、何がしたかったんだ…という印象。決戦ではゾフィも登場したが、最後の切り札を用意していたのが第24話。

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 この巻では、ヤプールとの決戦後の話となりますが、ここでも驚くべき要素が。まず歴代でも強敵の部類に入るヒッポリト星人によって固められるウルトラ兄弟を救うため、ウルトラの父が登場。その後の話では南夕子が月世界人だったというトンデモ設定!!彼女がいなくなって、それからは北斗一人で変身するようになります…完全にもとの鞘に収まってるな。市川さんが不憫だ。当時の円谷プロの迷走ぶりがうかがい知れる。とはいえ、この頃はまさに特撮変身ヒーローブーム。裏番組にも「変身忍者 嵐」があったのだから、何でもかんでも入れてしまうというカオスぶりは今に始まったことではない。困ったときは、とにかく混ぜてしまうのが、凡人の知恵だ。とはいえ、最大の迷走の理由は、社内事情にあるのだが。

 なお、「二人で一人」という要素は、当時の「超人バロム1」にもありますが、これは偶然…だったと思いたいです。原作マンガはもう少し前から出ていたはずだし。

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