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がんばれウルトラマン80

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 今回はこちらをご紹介。昭和最後のTVウルトラシリーズ「ウルトラマン80(エイティ)」が、ついにDVD-BOXで赴任…いやいや、登場します!!折しも今年は番組から30周年の節目、上手い具合の登場と相成りました!!最近の「ウルトラマンメビウス」でも姿を見せてくれたので、ご存じの方も増えていることでしょう。もっとも、レンタルビデオでも見られたのですが、この作品はどういうわけか、雑誌での紹介も乏しく、再放送の機会にも恵まれなかったものですから、長年幻とされつつあった作品です。

 こちらでご紹介しているのは、後半にあたるBOX-Ⅱ。特長としては、防衛隊員としての側面が強調されてきた(詳しくは続きで)、矢的猛=ウルトラマン80の活躍が描かれています。この頃は特撮の技術も向上しており、映像においてもうまく作られております。80のデザインもシャープな印象があります(個人的に)。とはいえ、成田亨さんのデザインコンセプトに反していることには変わりありませんが。後半では、前半にも強く描かれた、人間の負の側面が、様々な形で描かれつつも、特撮作品としての質の高さも感じられます。

 後半の最大の見どころは、まず「バルタン星人やレッドキングなどの歴代怪獣や、敵ながらのウルトラセブン登場」。さらに「女ウルトラマン(にあたる王女)ユリアンの登場」。代わりに女性隊員が殉職してしまわれます…。この人物像についても後ほど。ちなみに、幽霊船のお話の際に、ゲストとしてガッツ石松が登場したりしています。

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 では改めて、BOX-Ⅰをご紹介。なんでこっちを後の方に持ってきたかというと、この作品の最大の特徴である、「矢的猛先生編」を先に紹介するのは気が引けたからです。この番組は当初、当時大人気となった「3年B組 金八先生」の人気に気をひかれた当時の円谷社長・のぼる氏が、性分である「流行りの要素(つまり話題の新しもの)を入れないと気が済まないらしい」性格からテコ入れした、ウルトラマンとして必要性のない要素だからです。この要素も当時、PTAからも文句が来たようで、すぐに失くなりました。
 とはいえ、物語が決して破状していた様子はなく、「人間の負の側面と向き合う」という使命感を、矢的猛に持たせており、ウルトラマンシリーズのポイントを個性的に押さえた部分だったと思います。でも違和感は否めない…。だから後回しにした。せめて当時に解決されなかったその部分が、長い年月を経て「ウルトラマンメビウス」で帰結してくれたのが幸いでした。

 今度はキャストについて。矢的猛役に長谷川初範が起用されております。この後、病気で一度引退したらしい。それで長年観られなかったのかも知れませんが、それは考えづらい。本人も思い出深い作品だと言っていたし、最近CSでも放送され始めたから、その時にも記者会見に出ておられましたから。
 ヒロインでもある女性隊員に、石田えり。こちらもまた、「宇宙船」の紹介記事の写真を見たが、ものすごくスタイルが良い。当時でも驚くくらいに。こちらが後半にお亡くなりになられてしまい(最終話でロボットとして登場。メカ音声のため、何言ってるかわからんかったけど)、その代わりに入ったのが萩原佐代子。確か当時は化粧品のキャンペーンガールだったかな??どちらかというと、「科学戦隊ダイナマン」のダイナピンクや、「超新星フラッシュマン」のレー=ネフェルの方が印象強い。それにしてもこの三人、「一度引退して最近になって復帰してる」のが、ものすごい共通点…。

 作品についての詳しいことは、この前の記事で紹介している「宇宙船」に、詳しく書かれております。そちらをご覧いただいた方が賢明かと。当時の石田えりのスタイルも含めて(マテ)、十分にお楽しみ下さい。記事の写真を見て個人的に面白かったのは、当時のカラータイマーや目の電飾が電球だったため、電飾をダイオードとした最近のバージョンのスーツに、輝度で劣っていた点。科学の進歩はスゲェや。

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コメント

初めまして。ウルトラの検索により参りました。
DVD化されファミリー劇場でも放映中の「ウルトラマン80」ですが、見直してみると結構良作の話が多い作品ですね。

私のお気に入りの怪獣は、まずは宇宙Gメン85の話に出てきた残酷怪獣ガモス。性悪な小僧っ子のような面構えをした怪獣ですが(笑)、気に入っているというよりは気になる存在ですね。彼には一体どのような過去が・・・?まあ、これについてはまた後日に。
後はプラズマ&マイナズマ。とても仲の良さそうな兄弟ですが、彼らの素性についても気になります。心に残るというか考えさせられる話は、バラックシップとゴースドンの回です。

私は先生編以降に心に残る話が多いですが、何とか路線変更無しで続けられなかったものかとも思いますね。

投稿: A-chan | 2010年12月19日 (日) 01時28分

A-chan様
 数ある検索の中から、当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。当記事は参考になられたでしょうか。それでしたら、幸いです。
 私も「先生編」が引っ込められたのは、残念だと思っています。「ミラーマン」の時のように、隊員要素を排してそのまま続けていたら、どんなようになっていたのか、興味がありますし、何でそっちで出来なかったのかと思うと、残念でなりません。ただ、「ウルトラマン」の要素としては首をかしげる部分はあれど、全否定はしません。これが「80」の持ち味ですから、深い人間ドラマがもっと展開できたかと思うと、「何でこうなったの!?」と文句も出したい。
 感情論はこのくらいにして、そちらが気になる怪獣の話も、また見てみたいです。怪獣の背景というものを想像するのも、また面白いものです。簡単そうなところで、ザンドリアス親子の後日談とか。タブラやズラスイマーが封じられた時のこととか。ゴースドンの話も、「メビウス」の話に活かされているので、系譜という意味でも興味深い。
 私も都合上、全てを見たわけではありませんので、レンタルDVDもあって、昔のビデオテープ時代より見やすくなってますから、見られる今の時代がありがたいことです。じっくりと、恩恵を受けたい。…というか、広告書いたくらいなんだから、買えばいいだろうに自分。
 長文になりましたが、なにはともあれ、ありがとうございます。よろしければ、お引き立てのほどを、よろしくお願いいたします。

投稿: シュヴァルツ | 2010年12月19日 (日) 17時42分

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